初参加のデザインフェスタは、奧さんと2人での参加!奥さんが休みの土日をお願いして参加してもらいました。本当にまずは奥さんに感謝!(笑)
当日の朝もいい天気で最高のスタートが切れました。
11時にスタートしてしばらくお客さんが全く寄ってくれなく心配でしたが、徐々に話かけていただいたり、手に取ってくれる方が増えて、購入してくれる方もいて安心しました。
今回はキッチンなどで使うカトラリーを製作しました。
丁寧な暮らしをしている暇はないけども、少しでも日々を楽しくして欲しいという想いから、今回は手に取り毎日使うものを作りました。
そこで、今回の買っていただいた方の中で、とても若い青年の話をしようと思います。
お昼過ぎごろ、帽子をかぶり、黒のコートを着ている学生と思われる青年が訪れました。見た目はちょっと怖い感じ。
寡黙な感じで料理はしなさそうなイメージ。帽子も深めにかぶっていて目がギリギリ見えるかなぐらい。
その青年が、しばらく吊るしてあるカトラリーのオーバルスプーンを眺め、興味を示していました。そして手に取り何やら混ぜるしぐさをして、料理をしているところをイメージしてるようでした。何回も何回も。
うちの奥さんが「料理はされるんですか」と聞いたところ、「いや、あまりしないんですけど…」受け答えも少しおとなしめ。
しかし、何回も手に取り混ぜるしぐさをして、青年が一言
「こんなのがあったら料理楽しくなりますよね。」
なんて嬉しい言葉を!!!!
泣きそうになりましたが、グッと抑え、「ありがとうございます」と答えました。絶対に言いそうにないタイプの青年だったので。。。
心にグサッと刺さりました。
そして青年は小さな声で「これください」と言って買ってくれました。
何か自分の思いが伝わったようで、とても震えました。
嬉しぞ青年!ありがとう青年!
そして青年が、「使って見ます」と言って少し笑顔で会釈して行きました。
本当に嬉しくて嬉しくて、作ってよかったなと思いました。
僕がそのくらいの歳の頃にこんな事考えてなかったなと、自分と比べたりしてみたり、見た目や年齢では全くわからないんだなと、あらためて感じました。
デザインフェスタはかなり若い方が多くて、その若さでもいろんなことに情熱的な人たちが集まっているみたいで、とても刺激的でした。
他にも、色々な方々に出会えて本当に感謝しています。
買っていただいた方や、お店に寄っていただいた方、出展者の方々、本当にありがとうございました。
また是非参加したいと思います。